性器ヘルペスとは単純ヘルペスウイルスにより感染する性病(性感染症)です。
口唇周辺に出来るヘルペスと同じものであり、性器付近に発病したヘルペスを性器ヘルペス、口唇周辺に発病したヘルペスを口唇ヘルペスといいます。
基本的に女性に多く、女性の感染者数は男性の約2倍と言われています。
高齢になるにつれて感染率は高まり、60代ぐらいになるとほとんどの人が感染しているというデータもあります。
ヘルペスウイルスは1度感染すると身体から完全に消える事は無く、普段は潜伏感染といって何もせずにただ身体の中にいるだけです。
しかし疲労やストレス、月経前、お酒を飲みすぎたり免疫が低下している状態に再発します。
また、感染者に症状が出ていない時でも感染する事があり、感染報告の全体の69%が感染源の人に自覚症状が無い状態での感染です。
初感染では感染後2日〜20日程度で感染部位に急激に痛痒さを感じます、高熱が出る場合もあります。
その後性器などに水泡がたくさん出来、やがて潰れて潰瘍になります。女性は激しい痛みを感じます。
足のリンパ節が腫れる場合もあります。
1度ヘルペスに感染すると免疫が付いて再発での症状は軽いものになります。
高齢になってからの初感染ほど重症化する場合があります。
再発では症状は軽く、だいたい一週間以内に収まりますがあまりに再発数が多い場合は医師に相談してください。
現在では再発抑制療養という再発を抑えるための治療法もあります。
内服薬の抗ウイルス剤を一週間程度服用します。水泡や潰瘍には軟膏が処方されます。重症の場合注射する事もあります。
症状は治まって一応の治癒はしますが、潜伏しているウイルスには抗ウイルス剤が効かないのでまた再発します。
ヘルペスは様々なケースで感染します。
コンドームを着けていても性器周辺のヘルペスが触れれば感染します。
口唇ヘルペスを持つ感染者がオーラルセックス(フェラチオ・クンニリングス)をする事でも感染しますし、口唇ヘルペスを触った手で性器に触れただけでも感染する事もあります。
予防としてはセックスの相手を限定するといった事になりますが、ヘルペスは性行為だけではなく同じ便座や同じタオルを使うといった日常生活でも感染し得るので確実な予防策はありません。
感染したらしっかりと治療する事が大事です。