エイズは正式には「後天性免疫不全症候群」と言います。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染により発祥する様々な病気の総称です。
感染してすぐには何も症状は出ません。何割かの確率で感染して1〜2週間後に風邪に似た発熱や倦怠感などの症状が出ます。
しかしその症状も1〜2週間で収まるため単なる風邪として認識される事が多く、この時点ではHIVの感染に気づく事はごく稀です。
その後体に抗体が産生されて5年〜15年ほどの間ほとんど自覚症状が無い状態が続きます。
その間に体内の免疫細胞が徐々に減っていき、免疫システムが少しづつ破壊されていきます。
ある程度まで免疫細胞が破壊されるとエイズ発病の初期症状、エイズ関連症候群と言われる下痢、体重減少、倦怠感や発熱、疲労、寝汗などの症状が起こります。
エイズの発症です。
異変に気づいて病院に行くのは大抵この段階です。
発症の時点で適切な治療をしないとその後すぐに「日和見感染」と言われる正常な免疫システムなら感染しないような感染症にかかり、末期になるとカポジ肉腫などの悪性腫瘍が出来ます。
主に日和見感染による感染症から死に至ります。
病院でも検査を受けられますが、現在は全国の保健所で無料・匿名で検査を受けられます。
検査結果が出るまで通常1週間ほど必要ですが、30分ほどで結果がわかる即日検査も普及してきているようです。
ちなみに献血時にする検査では仮にHIV感染が認められても本人に知らせる事はありません。
献血を検査目的に利用しようとする人を増やさないためです。
保健所で無料でしっかりとした検査を受けられる制度があるのですから、きちんとした検査を受けましょう。
こちらでの感染危険度チェックも参考にどうぞ。
性病感染危険度チェック
![]()
また、保健所や病院に行くのが不安だという方には自宅で検査が出来るHIV(エイズ)検査キットというものもあります。
HIV(エイズ)検査キット
![]()
その他の各種性病に対する検査キットはこちら。
各種性病検査キット
![]()
エイズ(HIV)と言えば感染すれば最後、打つ手の無い不治の病といったイメージが持たれていましたが、近年エイズの発症を抑える効果的な薬が開発されています。
しかし、あくまでHIVウイルスの活動を抑え込んで発症を防ぐだけであり、ウイルスを完全に撲滅する治療法はいまだ見つかっていません。
発症を抑えるためにはとにかく早期発見・早期治療が必要です。
性交によるHIV感染を防ぐ手段はコンドームの装着以外にありません。
また、セックスで感染する理由はHIVウイルスが含まれた精液や膣分泌液といった性分泌液に身体の粘膜が直接触れる事によって感染します。
つまり、ペニスから出るHIVウイルスを含んだカウパー腺液、または女性器からでるHIVウイルスを含んだ膣分泌液が口腔粘膜に触れる事でも感染する可能性があります。
完全に予防するためにはフェラチオの段階からコンドームを装着する必要があるのです。
前述のとおりHIV感染者はほとんど自覚症状が無い期間がとても長いため、本人が感染に気づかないままどんどん感染者を増やしてしまう場合が多く、HIV感染の最大の問題です。
世界では減少傾向にあるHIV感染も、先進国の中では日本だけが現在でも増加傾向にあるといいます。
避妊は大丈夫だからといって、普段どんな性生活を送っているかわからない相手とコンドームを着けずにセックスをするという事は自殺行為だと考えるぐらいの意識改革が必要です。